1959-02-07 第31回国会 衆議院 予算委員会 第6号
そこで私がお尋ねいたしたいと思いますのは、農民の生活の維持向上ということになりますと、これは農民の働いて作つた農業生産物の価格という面において、価格を保証するという点がなければならぬと思います。それについて農民の生産物といえば第一に米でありますが、その米の価格について、これはもう過去数年来毎年米価審議会においては、農民の所得を補償するためには、価格の決定に当つて、従来のような。
そこで私がお尋ねいたしたいと思いますのは、農民の生活の維持向上ということになりますと、これは農民の働いて作つた農業生産物の価格という面において、価格を保証するという点がなければならぬと思います。それについて農民の生産物といえば第一に米でありますが、その米の価格について、これはもう過去数年来毎年米価審議会においては、農民の所得を補償するためには、価格の決定に当つて、従来のような。
そういう見地からいたしまして、従来とかく切り離され、孤立しておつた農業政策、すなわち肥料の問題その他につきましても、比較的そういうふうな立場にありましたものを、全産業の一環として考えて行きたい。従つて肥料等につきましても、極力合理化もしくは生産費の引下げ等について、内閣としては総力をあげて協力をいたすようにいたしたいものたという考えを基本的に持つております。
農業会議は農業会連合会と本質を異にしておりますので、農業委員会はかつては行政機関の末端事務を遂行いたしておつた。農業会議は民間団体になつたのでありますから、予算の流用はできないという見解が大蔵省からも会計検査院からも明らかになつておる点であります。この点は明らかです。従いまして流用される場合は、大蔵省並びに会計検査院との了解がつかなければ指摘事項になるという点です。
片方では、政府の原案では農地の問題についてもまだおずおずと農業委員というあの字を残しておつた。農業会議でなく農業委員会議としておつた。農業会議所でなしに農業委員会議所としておつた。
これらを調整するのが即ち政府の最初から考えておつた農業団体の再編成である、私はこういうふうに思うのです。ところが今回の提案者の御意見を聞きますと、全くこれは再編成というものではなくして、それぞれの単独委員会の一部改正である。それは私は全くその通りだと思うのであります。
金子さんは、これは決して団体の再編成ではないと、こうおつしやいますけれども、団体の再編成であろうと、なかろうと、従来私どもが考えておつた農業協同組合というものに対する理念、政府が今まで我々に説明して来たところの農業協同組合の理念、こういうものと、ここに出て来るところの改正案というものとは相当違つておるのではないか。
○森田豊壽君 私も与党ですから、ちよつと攻撃ができないのでありまするが、私の考え方を率直に申上げるというと、今までの農業団体再編成と言つて称えておりました両法案は、一応両院の間におきまして、これは審議としては終止符を打つたわけでございますが、又出て来たということは、これは農業委員会と農業協同組合というものが、農業協同組合は前からあつた、農業委員会というものが新らしくできた、それができたがために、両方
を言えばできるだけ圧迫する、抹殺して行こうという意図が見えているように思うのですが、特にこの保管団体について原案では申出がありさえすれば商人側もその保管団体に認められておるようになつておつたにかかわらず、これを商人側の団体というものは、全然初めから制度として除外して行くというような点、今の又審議会の構成メンバーのこういうものを考え合せますと、いろいろ説明はあるかも知れんのだが、かねがね言われておつた農業者一点張
ただ今の農業関係が、これから更に開拓その他で以て山へ上つた農業関係の維持安定のために果してどうかという問題は研究しなければならん。そこで確かに一つの進歩だと思うので、一ふくろにして持つて行くという考え方を、私はいずれにしても強くお持ちになつて頂きたいと思います。
小笠原諸島につきましては、全住民七千七百余名は、昭和十九年旧日本軍の強制分散疎開命令を受けまして、内地に移住を余儀なくされ、今日に至るまで、これら住民は島に帰ることを許されず、なつかしき故郷を失い、またその生業としておつた農業及び漁業を営む道を奪われ、最も悲惨なる状態に追い込められておる次第でありまして、その心情を思うとき、実に気の毒にたえないのであります。
従いまして従来私どもがやつて参りました失業対策事業の運営でございますが、これにつきましては、そういう見通しに立ちますならば格段の措置は一応必要ないという考え方も出るわけでありますが、御承知のような水害、冷害の関係がございまして、あの関係から職を失つた農業関係の労働者が大分出て来るのじやないか、こういうことも予想いたしまして、補正予算におきましては若干、これは内定数字でありますが、三億でございますが、
道路の改修もなかなかむずかしい、一番夏場に備える意味でいいのは河川の砂利をとつて、まあ集積しておいて、雪が解ければすぐそれを、或いは道路なり何かに使えるというところは、農家に現金収入を得せしめるという考え方は、農林省関係の公共事業だけでは、先に言つた農業土木が三十九億、山林関係が十億、漁港が約三億五千万円、全体で五十二、三億で、とてもそれは問題にならんと思うのですね。
○国務大臣(緒方竹虎君) 明日は午前十時に、全国から集つた農業委員会の会合に出て、ちよつと総理大臣に代つて挨拶をしなければなりませんから、三、四十分遅刻すると思います。
それから何と申しても、日本の農業の中心をなすのは農村であり、農村をなすところの農業団体、御覧の通り、再建整備の続出をしておるアメリカの指導によつた農業協同組合の中には、真の農村のかたく、の農村の必要性によつて生れた強力なる力の団体ではないといううらみがないとはいえない。
農家からは一銭でも……、農家に迷惑をかけないように、農家からは取らないように、農家に負担をさせないように考えてもらいませんと、年々少しずつよくなりかけておつた農業経済はどんどん没落いたして行きます。考えの根本がおかしい。ですから今になつて取消しするのがいやなら、同じものを全部協同組合に出しますか。三つありますよ。三つ通牒が……、現に今日もやられたものが……。
○飯島連次郎君 若し麦の統制を廃止すると仮定をすれば、そののちにおける麦によつて裏付けをされておつた農業手形は一体どういうふうにされるか。
ところが現在この成果の確保につきまして、ほかの條件が具備されてないようなことになつておるのでありますが、政府としては、軍に土地の形式的な開放ということだけで——それが先ほども言つた農業生産力の向上、経営の合理化という問題にまで進んで来たときに、確保と考えておるのかどうか、この点をお伺いしたい。
例えば従来、上から行われておつた農業政策を、下からの農業政策に切換える。これは非常にいいと思いますが、ただ従来の食糧供出等の事務が、従来は決議がなければできなかつたものが、単に諮問事項に、諮問機関にしてしまつたということは、むしろ説明と逆のような感じもいたしまするが、これは特に政務次官からお答えが願いたいと思います。
特に私どもが考えておつた農業委員会法の委員会の性格について、ある程度決議機関的なものとして法案が出るものとわれわれ予想しておつた、しかるに最近の、閣議決定か省議決定によれば、全面的な諮問機関の方向に持つて行かれるようなことが大体きめられたと報ぜられておる。
これは恐らく通常國会に提出されることになるだろうと思うのですが、その二十五年度の第二補正予算というものは、今言つた農業共済の再保險のほかに、どういうものがあるのか。若しそれについて今大体の様子がわかつておりましたら……。まああなたの手許でやられておるのだから、わかつておるのだろうと思つておりますが、それを一応お知らせ願いたいと思います。
また肥料のごとき、これはひとり農民のみ使う資材であります、従つて今日の段階から、私は肥料の、ごときものは、農民が自主的につくつた農業協同組合の手を通じて、農業協同組合の系統組織を通じて一元的に配給されてはいかがかと思うのであります、廣川農林大臣の御所見を承りたいのであります。
大臣は、特にこういつた面につきましては理解があり、長く実業面において経験のあられる方でありますので、その実情から見て、今後肥料のごとき、農民だけが使うものについては、農民が自主的につくつた農業協同組合系統組織をして一元的に配給せしめることが妥当なりという考えがありやなきや、所信を承りたい。